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人工知能伝習所

〜 AI x Big Data x IoTなトピックを、非エンジニアにも分かりやすくお届け 〜

台所に鎮座する目玉オヤジ型人工知能。キッチンアシスタントHello Egg

活用事例:ホーム IoT

昔も今も、主婦の忙しさは変わらないようで、象印が2016年に発表した「2016主婦の休日感に関する調査」によると、一日の内で主婦が自由になる時間は、平均約2時間22分、休日は「まったくない」と考える主婦が5割を超えているそうです。夫に対して不公平感をもつ主婦は約6割、仕事をしている共働きの主婦では約7割にものぼります。


同様の実態は別の調査でも裏付けられています。オウチーノ総研が2015年12月に発表した「『家事』に関するアンケート調査」によると、共働き夫婦でも家事の7割以上を妻が担っていることが明らかになっています。


家事の自動化に対するニーズも高く、オウチーノ総研の同調査によると、「自動化したい家事」の上位3位は、「風呂掃除」が最も多く54.5%、「トイレ掃除」が51.8%、「部屋の掃除」が40.3%と続きました。一方で、「自動化したくない家事」の上位3位は「料理」が31.4%で最も多く、次いで「買い物」が18.6%、「ペットの世話」が17.5%でした。


「料理」は自動化したくない家事のトップだからこそ、せめて台所にいる時間は楽しく過ごしたいですよね。そんなニーズに人工知能で応えてくれそうなのが、「Hello Egg」です。


http://i0.wp.com/thetechnews.com/wp-content/uploads/2016/10/HelloEgg.0.0.jpg?resize=1000%2C600
画像引用:The Tech News


黒々とした卵形で、一つ目の「目玉オヤジ」のような風貌のこの「キッチンアシスタント」は、音声認識のインターフェースを持ち、下記のよなタスクをこなしてくれます。
 ・料理のステップ順の動画再生
 ・複数のタイマー設定
 ・ニュースや天気の読み上げ
 ・表情豊かな表現による雑談
 ・音楽の再生


デモ動画は下記の通り。まるで占い師が水晶玉をのぞくような感じで再生される料理の手順が面白いですね。合成にしか見えないところがちょっと気になりますが・・・。
www.youtube.com


デモ動画では、雑談機能の例として、「Hello Egg!人生の意味って何?」という問いかけに対し「ヤバい。ちょっと待って」と答えたところで打ち切られてますが、答えを知りたかったら2017年2月の販売開始まで待つ必要があるようです。販売開始時期のお知らせを希望する人は、こちらでメールアドレスを登録できますよ。


このHello Eggを手がけているのは、RnD64というIoT(Internet of Things)のデバイスに特化した企業で、マーケティング調査、デバイスの設計、開発、製造までの全プロセスを担当しています。Hello Eggの他にも、ペットの見守り用カメラPetcubeなども製品化しています。


RnD64社のマーケティング調査によると、平均的な人は年間400時間、人生のうち丸3年を台所で過ごしているらしいです。日本の主婦だと、もっとずっと長時間過ごしているでしょうね。


Hello Eggが日本展開する際には、日本語化は当然必要ですが、クックパッド等のレシピサイトの豊富なコンテンツとうまく連携できるといいですね。もしくは、主婦の友社の創業100年のベストレシピ『主婦の友 おかずの基本』と連動した動画コンテンツを作成するとか。というか、クックパッドの技術力で国産キッチンアシスタントを作ったらいいじゃん!そうだそうだ。